教育実習終了3 受けて人間関係を作っていくこと

改善点2つ目。


②受けて人間関係を作っていく自分の性格


 責任転嫁を受け入れすぎたというのがあった。顔を立てようとしていたし、立場的な事情もあった。しかし、ある程度撥ねなければならなかった。2,3日目で指導教員が私の前での緊張感を失い始め、その後は私の前で態度がかなりダレるようになっていた。授業中はずっと壁にもたれていたし、机に座ると身体を曲げて肘を突いていたり、こういった具体的なことを沢山スルーした。

 

 そのスルーの姿勢は相手に伝わる。相手もそこに無意識につけこんでしまう。


 私は、緊張感の喪失を許容する雰囲気を作りながら人間関係を作る傾向がある。また教育の方法にもそういう傾向がある。可塑性を作って弾力的な関係を作る。しかしこれが問題なのは、自律力のない人格面を、楽な方へ浸り込ませてしまうことなのだ。ただこれは、本音を引き出すということと表裏一体であり、トレードオフになっている。相手の態度で相対的に関係を作る人は多い。過度な依存や期待が生まれ、弾力が行き過ぎてしまう。そしてその依存に対して、私が後から線引して否定するように見えてしまい、その反動で関係が揺らぐことがある。

 

 許容し、本音を引き出すことについて、私は最終的にこのバランスを「人生に対する本気さ」を見せることによって調停を取ってきた。要は、

 

①舐められてもOK

②本音を引き出せる

③最後は自分の本気さを提示し、舐める線引を相手に自分から引かせる

 

ということで人間関係を作ってきた。この方法は精神的な負荷があるが、相手の本音が見える。

 ただ上述のように、相手に自律力が無いと緊張感を失い不安定な関係になりやすい。特に短中期的な関係が一番苦手だ。緊張感が解けてきて、奢りが出現する。主導権を実験的に広げようとしはじめる時期か。ここで何か1個論理を挟まなければならない。

 上下関係があり、私が上なら論理を挟むことが比較的楽。これから教員としてやっていくなら、これを見つけださないといけない。自由を得るなら自律が必要。ただし自律はすぐには身につかない。だからその橋渡しとなる何らかの論理が必要なのだが。

 今考えているのは、生徒に対して、自律に向けて必要なフレームワークのようなものを構築して提示すること。未熟さを関係構築の口実にしたり、駆け引きの道具にするのではなく、実務的なタスクとして低コストで成長に集中させる。目上や同じ立場に対しては、自律力を初期で判断し、自律力が低い場合には隙を作らないことか。