いじめは犯罪。しかし警察に届けない親が多い。
犯罪的ないじめが起こった時、
親や本人は被害届を出さないことが多い。
学校や自治体の相談窓口に相談したりする。
この対応は少しズレているし、率直に言うと無知によるものである。
大体の一般人というのは、警察行政や司法の仕組みが解ってない。
犯罪は捜査機関に届け出る必要がある。
だから必ず学校と警察の両方に届け出るべきなのだ。
>さらに五年になると、「(原発事故の)賠償金をもらっているだろ」と言われ、ゲームセンターや観光地の同市みなとみらい地区で遊ぶ金をせがまれた。多い時には十人に十万円を支払い、一カ月半の間に計約百五十万円に上った。
こんな事案は完全な犯罪であり許されるレベルではない。
しかし、この東京新聞の記事に代表されるように、
メディアは警察への通報を重視しない傾向がある。
この記事でも犯罪、違法行為という重大性には全く触れておらず、
学校の不手際のほうに焦点が向かっている。
他の社でも論調は同じ。
第三者委員会が行政批判論調にあったことが原因でもある。
学校にミスがあったことは事実なのだろう。
なぜ世論はいじめを語る時、犯罪という言葉を使いたがらないか。
これは多分、子供だから刑法犯として認めるのは教育上良くないとか
そういう意識があるのだろう。
代わりにと言ってはなんだが、
メディアは学校・教委の不祥事、隠蔽という物語を志向しているように見える。
また地域、学校、教育、日本の社会問題などとして概念をあやふやにする。
そして最後には「より良い教育」などと言った無難な方向に収束させる。
しかしそれでは被害者の知識不足が解消されず、
いつまで経ってもいじめが解決されない原因となる。
学校の捜査力は乏しいが、警察は強い権力を行使できる。
「学校と警察の両方に」しっかりと申請することが必要。