Nスペ シリーズ 子どもの“声なき声” 第2回  “不登校” 44万人の衝撃

 

 

 

不可解な構成だった。

 

「個性を大切に」「これから一層充実させていく」とか。

お決まりの教育オチ。

 

重要なのは、Nスペが予算を突っ込んだ

中学校の現場に1年密着した部分。

 

しかし、番組内で扱われる時間が少ない。

伝わらない。

 

別会場のトークライブと並行して番組が進行。

時間がなくカオス。

 

結果、薄っぺらい内容になっている。

 

あとなんで平田オリザなんだ。

どういうポジションの参加なのか。

 

女優の人も出演の狙いが解らない。

 

教育の専門家もっと呼べよ、と思う。

 

あと、不登校新聞。

NHKに食い込んでるんだなと思った。

 

私はこのメディア好きじゃない。

都合のいいスキーム使うから。

 

責任についての語りを排除し、

その出口を個性の尊重論に向ける。

 

Nスペも今回、その典型スキームで番組展開していた。

それは楽だよ。

 

責任論をまず回避し、個に応じた教育に解決を求める。

もちろん1つの教育論、教育スタイルである。

 

しかし個に応じた教育には金が掛かる。

金についての語りが自動的に責任論になる。

 

だから個性の重視と金の問題は

セットで語る必要がある。

 

今回のNスペは全く金の問題に触れておらず、

気持ち悪いと思った。

 

上澄みだけ掠め取っていく

点数稼ぎのお利口さんが好む教育論。

 

そんな番組作ってどうする。

 

唯一、不登校を経験している子供が

ラインで金について語っていたのがチラっと見えた。

 

教育は舐められている。