記述式試験や英語資格試験の導入問題など

 

1.記述式試験

 

反対。コストに対して疑問。

今までも2次試験でやってるし。

採点業はそれなりの産業になるので利権絡みを疑ってしまう。

 

また記述式試験では、採点ミスが必ず出現する

100%完璧は無理なのだ。

それどころか、相当な割合で採点ミスが出る。

 

受験業界というのはこれを隠してきた。

ふわっと隠して乗り切るみたいな

昭和のスタイルを今も継続している。

 

センターレベルの規模で記述式を導入すると、

採点ミス問題は近い将来必ず騒ぎになる。

 

世論との合意形成は極めて困難だと予想される。

 

 

2.英語資格試験

 

実は個人的に賛成する部分もある。

 

というのは、資格試験を重ねて受けていくことは

英語の上達に繋がると経験したから。

 

大学時代など、

TOEICの点を意識して必死で点を上げていくような

一時期の独特な心境があった。

 

あれは私の語学体験の中でも

光を感じた数少ない体験だった。

大学でも似たような体験をしていた人が多かった。

 

スコア厨という一見クソみたいな道中で、

意外にも光を見つけた。

 

語学という泥沼においては

こうした希望を見いだせるのは稀。

 

おかげでTOEIC LRはスコア895まで行った。

 

まあ900行ってないし、

900周辺の英語力も実は大したこと無い。

 

それにTOEIC LRなら800超えたあたりから

スコアと英語力がうまく反映しないのも事実。

スコア特化は非難されがち。

 

だがそういうのひっくるめて、

TOEICの制度は良かった。

制度のおかげで英語力が伸びたという実感がある。

 

しかし、この論理は理解されないだろう。

一般人は400台とかなので、

ハイスコアに食らいつく体験はやってない。

 

この問題について世論の大筋は

利権と政治、教育機会の平等とか

そっちの方向になる。

 

それも大切だ。

なので結局、導入の話は消えるのかもしれない。