2017/1/30 読売新聞 読解力が危ない1
私は「学力崩壊」を「資本主義と教育の接続装置」として見ている。
以下もそういうバイアスが掛かっている。
読売の記事ありがちな教育崩壊を煽る文章。
確かに下がっているが推移で見るとどうだろうか。
2000 8位
2003 14位
2006 15位
2009 8位
2012 5位
2015 8位
以下内容について。
>教育長「文章の内容が分からない生徒がいるというのは衝撃的だった」
いつの時代でもあることなので元々知っておくべき。
教育長なのに今さら衝撃を受けていてプロ失格。
>音真司氏
音真司でググっても1冊の著書しかでてこない。
「2016年3月まで3つの大学で教鞭を執っていた」なら
大学名くらい出てきそうだが。
内容はSNSと読解力低下を関連付けるもの。根拠不明。
教育ってのはそんな入り口でも参入できる、
しかも新聞のどセンターに登場できるという謎業界なのだ。
ここ重要。
>高木展郎名誉教授「向上には新聞の社説のような論理構成の文章を書き写し、
自分の意見を書くことが効果的だ。」
いきなり提灯記事。
新聞界発信なのだろうが、
社説の書き写しが教育力になるという根強い謎理論がある。
それを教育界に定期的にねじ込むというスキームが存在する。
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私はこれを「装置」の一部として怪しんで見ているが、
信じ込んでいる先生とかいて厄介。
最後に、根拠に乏しいが個人的意見。
この文章は不自然。
新聞をベースに教育にねじ込んでいく力学は他にも様々感じるが、これは典型。
学力低下に引っ掛けるという手法は20年前(もっとそれ以上?)から
変わっていないようだ。
新聞界のどこかに、中央装置があるのではないか。
と、トンデモになってきたところでおしまい。
教育ってのは、舐められているんですよ。
埃っぽいが、叩いたり揺すったりするとカネと権力がコロっと出てきたりする。
そのルートがたくさん設置されている。