生活保護家庭の進学テクニック
現在の法制度下では、生活保護を受給しながら同時に進学はできない。
生活保護打ち切りになる。
それを世帯分離によって回避する方法がある。
これはグレーに近い受給スキームなのだが、
温情なのか表沙汰にされてこなかった。
最近とある判例の報道があり、少し話が表に出た。
ついにメスが入るのかと思ったのだが
ネット界隈が総誤読するという珍現象が起きている。
「進学のために世帯分離という悲劇が起きるのか!」
という的外れな見方で合意を得てしまっているようだ。
世帯分離は悲劇でもなんでもない。真逆なのである。
私は貧困家庭の教育については真剣に考えてきたし、
教育格差を減らしたいと考えている。
だが、生活保護制度を悪用することで、
再分配視点において酷い受益者負担回避が行われているケースがある。
私はそういう制度運用こそが一番の社会悪だと思う。
そしてそういう事実に対して口をつぐむ受益者達の本音にも反吐がでる。
ちょっと感情が入っているかもしれない。
昔、当事者と少し関わったことがあった。
この話はこのまま幕引きしそう。