介護等体験について

教員免許を取るための必須単位に介護等体験というのがある。

 

5日間は高齢者施設、2日間特別支援学校でそれぞれ体験ができる。

これは謎の多い制度で、社会の労力と比して

意義がそこまであるか疑問だ。

 

私が高齢者施設で5日間体験したのは、

老人とひたすら会話することだった。

 

1日6時間ぐらい。

事故が起きるとまずいので、

できることは会話ぐらいなのだ。

他は配膳ぐらい。

 

利用者の老人達は50人ぐらいいて、1人以外全員認知症だった。

あれはキツかった。

認知症の方々と2時間ぶっとおし会話×3セットが5日間続く。

1万円以上払ってこれをやるのだ。

 

しかし人間何からでも学ぶことはできる。

色んなことが勉強になったし、思うことは沢山あった。

 

でも5日間はないんじゃないか。

学生の分配、学生自身の時間など、

社会的コストがすごいことになっている。

ああいう形骸化した制度はどうにかならないものか。

 

2日間の特別支援学校のほうが圧倒的に勉強になった。

ただ湯水のごとく税金が投入されていてめまいがした。

仕方ないのだろうか。