NHKスペシャル #失踪 若者行方不明3万人
放送は2ヶ月前。
座間市の事件をきっかけとした制作。
若年者の失踪がテーマなのだが、
実際はSNSの出会いが焦点。
SNSを通して、女が男の家を転々しているといったもの。
Nスペにしては表層的な構成と感じた。
未成年の特集かと思いきや、成人女性も出てきて
男の家を転々として性被害を受けたみたいになっててイミフ。
これは、失踪とかではなく
男と女の問題、家庭の問題だ。
過去になかった問題とされていたが、いつの時代にもある話。
携帯が普及した2000年頃から既に似た話はあった。
広義には通信手段が出現するたびに出てくる問題だ。
重要なのは、男と女についての教育だ。
男と女を、社会は語れない。
個人差が大きいため。
本音で語る大人が周りにいるかどうか、
これで偶然に教育機会が決まってしまう。
本音で語る大人がいなければ、
商業主義のうさんくさいメディア主導で価値観の形成が進んでいく。
資本主義下での囲い込みを前提とした、
消費ありきの男と女、というしょーもない価値観である。
商業主義から離れたNHK、このメディアこそが
男と女の問題を本音で掘り下げていくべき。
個別の教育という話だが、こうした教育は
まさに子供が現場で対面する大人の、性的成熟に掛かっている。
思春期を超えた人間ってのは、目の前にいる大人の
性的成熟性を観察して言葉を語る。