給付型奨学金について思うこと

低所得世帯向けの奨学金が手厚くなった。

 

給付型奨学金なのか、給付奨学金なのか名称がよく解らない。

名前どうにかならないのか。

 

例えば、父母と子2人の4人世帯なら

世帯年収が300万円~400万円あたりまでに、返済不要の奨学金が出る。

 

内容は手厚い。

私立で下宿だと100万円近い金額になるようだ。

なんと年間である。

 

色々思うことは多く、一言で不公平である。

 

言ってしまえば、これは給付を受ける為のテクニック勝負。

 

親子の連携が求められる。

親が意識を向けていないと貰えない。

 

家庭不和があると難しい。

父親が比較的高所得で別居などのケースは貰えない。

 

所得調整しやすい仕事としにくい仕事の差。

親がノウハウ蓄積できる教育業従事者だと圧倒的有利。

 

実家と下宿で額に差が出るというのもなあ。

資産制限があるがこれは現実的にハリボテ制度だろう。

 

金額が大きいので高卒就職する子にはあまりに酷い仕打ちだ。

世代間格差も大きい。

 

偽装離…これは言うのもしんどい。 

 

とにかく制度の読み込みが出来る親が必要なのだが、 

困ってる家にはそんな親は居ない。

情弱の家庭には厳しすぎる。 

 

なんで奨学金っていつも

情報強者が情弱を食うゲームみたいに設計するのかな。

しかもこれは規模も額もでかい

 

もっと公平に給付でいいんじゃないのか。

 

雇用確保の為なのか知らんが、

無駄に制度を肥大させていて最悪である。

 

いずれにせよ、制度の読み込み合戦の開始である。

嘆かわしいとしか言いようがない。